スポーツ配信サービスのDAZNは、2018年1月25日に2018年の事業戦略説明会を行い、2018年中に動画ダウンロード視聴に対応すると発表しました。
このダウンロード視聴は、Jリーグも対応しているのか気になるところですが、この説明会ではJリーグに対する2018年の施策も発表されているので、その辺りも紹介したいと思います。
目次
DAZN|ダウンロード視聴に対応
厳密にこの日からというアナウンスはありませんが、2018年中にDAZNのコンテンツをダウンロード視聴できるようにすると発表されました。
気になる対象コンテンツですが、DAZNのCEO・ジェームズ・ラシュトンさんによると、「全てとは言えないが、ほとんどのコンテンツ」ということですので、外出先で時間がある時に見たいけど通信料が気になって・・・ということが解消されるかもしれません。
ただ、注意が必要なのはテレビを録画するというような感覚とは異なるということですね。動画としてダウンロードしていつでも好きなときに見られるというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、DAZNのダウンロードはそういったものではなく、オフラインでもDAZNのコンテンツを視聴できるようになるというものかと思われます。
実際に前述のラシュトンCEOは、「コンテンツにより異なるが、視聴期限も通常の見逃し配信(1週間)よりは長くなるかもしれない」と語っているとおり、ダウンロードして自分のものになるわけではなく、ネットワークにつながっていない状態でも、期限内であれば視聴することができるようになると考えるべきでしょう。
DAZN|Jリーグはダウンロード視聴できる?
これも、2018年1月25日現在では、Jリーグがダウンロード視聴に対応するかは言及されていません。ただ、DAZNのコンテンツの中で大きな比重を占めるJリーグがダウンロード視聴できないとなると、「ほとんどのコンテンツ」と言えるのかという疑問がでてきますよね。ですので、期待して待ちたいと思います!
いやいや結果知ってる試合なんて見ないよ!という人もいるかもしれませんが、試合の「ハイライト」をダウンロードすることも可能なようですので、応援しているチーム以外の試合をハイライトでチェックしたり、プレビュー番組なんかがダウンロード対応していれば、通勤・通学時に見るには調度いいかもしれませんね。
あとは、実際にスタジアムで見た試合を、映像でもう1回見ようっていう時にも便利ですよね。スタジアムでは分からなかったことが中継映像では分かりますし、特に応援しているチームが勝ったあとなんかは、翌日の通勤時にニヤニヤしながら見返すのも良いんじゃないでしょうか。
DAZN|プッシュ通知機能を追加
また、DAZNは同じく2018年内に対応する取り組みとして、「フォロー機能」と「プッシュ通知」が発表されました。
これは、自分のお気に入りのチームや選手を「フォロー」しておくと、そのチームや選手の試合などを「プッシュ通知」してくれるというものです。ただ、ゴールや試合結果がリアルタイムに通知される場合、ライブ配信で見られずに結果を知りたくない時は通知を切っておいた方が良いといことになりそうですね。
その他にも、2018年上半期にリリースされる予定のものとして、「パーソナライゼーション機能」も発表されています。これは、ユーザの視聴履歴などから好みを学習して、画面に表示される試合の情報などをよりユーザの好みに近いスポーツやチームにしてくれるというものです。
これは、通販サイトやニュースサイトなどで、ユーザの行動に合わせて「あなたへのおすすめ」が出てくるのと同じようなイメージなのではないでしょうか。
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DAZN|2018年のJリーグはどうなる?
さて、最後に2018年のJリーグについて、発表された内容を見ていきましょう。
DAZNが発表したJリーグ中継の強化策は、カメラ台数の増加です。
まずは下記の表を見てください。
Jリーグ中継体制(2017年)
リーグ | カテゴリ | カメラ台数 |
---|---|---|
J1 | STANDARD | 9台 |
PREMIUM | 16台 | |
J2 | STANDARD | 5台 |
J3 | STANDARD | 4台 |
Jリーグ中継体制(2018年)
リーグ | カテゴリ | カメラ台数 |
---|---|---|
J1 | STANDARD | 12台 |
SPECIAL | 14台 | |
PREMIUM | 18台 | |
J2 | STANDARD | 5台 |
J3 | STANDARD | 4台 |
このように、J1でSTANDARDカテゴリの試合は3台の増加、毎節1試合のPREMIUMカテゴリの試合は、2台増加で18台という体制になりました。(ピッチ外のカメラを合わせると20台にもなるそうです)
また、SPECIALカテゴリが追加され、14台体制での中継も組み込んでいくようです。2016年の標準的な中継ではカメラ6台でしたので、STANDARDカテゴリでもこの2年間で倍増していることが分かりますね。将来的には「AR(拡張現実)」を活用した観戦方法なども考えているそうです。
フライデーナイトJリーグ
DAZNというよりも、Jリーグの施策として2018年から金曜日の夜にもJ1の試合を組む、「フライデーナイトJリーグ」を開始することも発表されています。これまでもACLの日程の関係で金曜日に試合をすることはありましたが、それとは関係なく日程的に金曜日に試合が組める節は、毎節1試合(ACL絡みの場合は複数試合あり)を金曜日に行うというものです。
今年は開幕戦からこのフライデーナイトJリーグが適用されるため、サガン鳥栖vsヴィッセル神戸の2/23(金)の試合がオープニングゲームとなり、史上初めて平日の金曜日に開幕することとなりました。アウェーのサポーターが応援に駆け付けるのはなかなか難しそうですが、地元のファンでフライデーナイトJリーグを盛り上げて欲しいですね!
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